これまで、駐車場の重要性を、大前提に置き、移転の方法を検討してきました。
でも、本当に駐車場がいるのでしょうか?
駐車場がなくても、徒歩で来る人がいるので営業はやっていけるのではないのか?
このような考えが当然でてきます。
そこで、本件は駐車場の利用実態調査を行いました。
1. 調査日 ○月○日(月)〜○月○(日) 定休日(○曜日)を除く6日間
2. 調査時間 AM11時 〜PM21時まで(午後4時〜6時まで休憩)
3. 調査内容 ・ 徒歩による客数(来店・出店・滞在時間)
・ 車による客数 ( 〃 )
・ 駐車位置
4. 調査結果 1日当たり平均来店車台数 37台
1日当たり平均営業時間 455分 7時間35分
平均回転率(来店台数÷7台) 5.2回
1日当たり車利用平均人数 80人
1日当たり徒歩平均人数 30人
1日当たり平均総来店人数 110人
車による来店割合 73%
※その他、調査内容は省略しました。
1週間の駐車場調査により、約7割以上が車による来店であるとの結果がでました。
また、駐車場が4台を越える営業時間が約6割、5台を越えての営業時間が約5割との結果も判明しました。
上記結果により、それぞれの売り上げ減少率は次のようになります。
(3台喪失の場合) 車利用割合 0.73 × 支障率 0.6 × 100 ≒ 44%
(2台喪失の場合) 車利用割合 0.73 × 支障率 0.5 × 100 ≒ 36.5%
この結果を踏まえ、損益分岐点の計算を行った結果、駐車場が喪失した場合では、店舗の営業の存続ができないとの結論が判明しました。(赤字決算になるため)
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